第11号(2012年1月11日)

こんにちは、智内威雄です。

新年、とても寒い日が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

昨年は、日本という国にとって、あまりにも大きな一年でした。

今後何十年、何世代にもわたる時間の枠で考えていかなければならない問題が次々と明らかになってきています。

自分自身が何を知り、何を考え、どう行動するのか、問われ続けているように思えてなりません。

「左手のアーカイブ」プロジェクトの活動は様々な軌道修正が必要となりましたが、皆様の応援に支えられ、着実に歩みを進めてこられたと思います。

2011年の活動を一足に振り返ってみます。

◆4月、初めての大規模なアーカイブコンサートでシュミットのピアノ五重奏を日本初演。

◆ライネッケ、リスト、レーガー、バルトーク達の作品を公開。

◆「左手のアーカイブ」の日本語サイトの開設。

http://www.lefthandpianomusic.jp

◆写真家 長島義明氏、作曲家 近藤浩平氏と智内とスッタッフによる、震災犠牲者の鎮魂のためのコラボレーション「海辺の祈り」スライドショー制作。

(なお、このスライドショーは大阪府の津波・高潮ステーションにて上映される予定です)

◆秋田県大仙市の協賛により、同市内のDonPalホールにてアーカイブ映像および音源のための収録を開始。
(2012年は3回DonPalホールにて収録を行う予定です)

去年出来なかった事は、今年の課題でもあります。

2012年の具体的なアクションとしては、しばらくお休みしていたアーカイブコンサートの再開、アーカイブウェブサイトの情報の充実などを考えています。

また、NPO法人化をにらんだ、プロジェクト実務メンバーの増強を考えています。

去年にも増して、左手の楽曲を必要とする人々との距離が近くなるような仕組みを実現していきたいと思います。

日本という国にとって、私たちプロジェクトにとって、そして何よりこの国に暮らす私たち一人ひとりにとって、今年はチャレンジの年になるのではないかと思っています。

一層のご支援ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします!